「総発行量の5%を100社超が独占:40%急落の今、ビットコインは買い時なのか?」
1. 機関投資家・上場企業の保有状況
- 供給量の5.5%超を上場企業が保有: 約160社の上場企業が合計110万〜117万BTCを保有。
- 主要企業: 筆頭のマイクロストラテジー(現ストラテジー)が単独で84万BTC超(総供給量の約3.2%)を保有し、100万BTC(5%)到達を目指している。その他、MARA、メタプラネット(日本)、コインベースなどが続く。
- ETFの規模: ブラックロック(IBIT)やフィデリティ(FBTC)などの現物ETF群で約150万BTC(供給量の7%)を保有。
- 企業が保有する理由: デジタルゴールドとしてのインフレヘッジ、円安などの自国通貨下落への備え、採掘残数(残り約100万枚)に伴う供給逼迫への対策。
2. 足元の市場環境と価格調整(7万ドル台)
- 最高値からの大幅調整: 過去の高値圏から約40%下落し、76,000〜78,000ドル近辺で推移(市場センチメントは「恐怖(Fear)」)。
- 下落の要因:
- クジラ(大口投資家)による高値圏での利益確定売り
- 現物ETFからの短期的な資金流出(4日間で約13.4億ドル流出)
- 金利動向やリスクオフ(円キャリートレード巻き戻し等)によるマクロ要因
3. ショートスクイーズ(空売り踏み上げ)の可能性
- 空売りの急増: ヘッジファンド等のショートポジションが過去10年で最高水準に積み上がり、先物ファンディングレートがマイナス化。
- 強気の起爆剤になり得る構造: 78,000〜80,000ドルの抵抗線を上抜けた場合、空売りの強制決済(買い戻し)を巻き込んだ急騰(ショートスクイーズ)が発生し、85,000〜96,000ドルを目指すシナリオが指摘されている。
4. ETF資金流出の「本当の姿」
- 悲観論の誤解: 一時的に13.4億ドルの流出があったものの、ETF全体の運用資産残高(約1,000億ドル超)から見れば約1.3%程度の流出に過ぎない。
- 構造的撤退ではない: 大半の資金(98%以上)は留まっており、機関投資家の約86%は中長期の資金流入に対して強気姿勢を維持している。
まとめ・結論
- 短期的にはクジラの利確やETF流出によるボラティリティがあるものの、過去の強気相場でも30〜40%の調整は標準的な範囲内。
- 企業の買い増しと発行上限(残り100万枚)による構造的な供給不足、および積み上がったショートの巻き戻し余地から、長期的な強気トレンドは崩れていないと分析されています。
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