1. 税金はいくらからかかる?(確定申告が必要な目安)
- 給与所得がある会社員など: 暗号資産の利益を含む「給与所得・退職所得以外の所得」の合計が年間20万円を超えた場合。
- 自営業・フリーランスなど: 年間の所得合計が所得控除額(基礎控除48万円など)を超えた場合。
- 住民税: 利益が20万円以下であっても、自治体への住民税の申告は別途必要です。
2. 課税のタイミング(利益が確定する時)
「持っているだけ(含み益)」では課税されません。以下のタイミングで利益(所得)が発生したとみなされます。
- 売却したとき: 暗号資産を売って日本円に戻した際。
- 交換したとき: ある暗号資産で別の暗号資産を購入した際。
- 決済に使用したとき: 商品やサービスの支払いに暗号資産を利用した際。
- 付与されたとき: キャンペーンやマイニングなどで暗号資産を受け取った際(受取時の時価が所得)。
3. 計算方法
基本的には**「売却価格(または使用時の時価) - 取得価額(購入費用など)」**が利益となります。
- 総平均法: 年間の購入総額を購入数量で割って平均単価を出す(原則)。
- 移動平均法: 購入のたびに平均単価を出し直す(事前の届出が必要)。
4. 確定申告のポイント
- 総合課税: 他の所得(給与など)と合算して税率が決まる「累進課税」が適用されます(最大税率55%)。
- 損益通算の制限: 暗号資産同士の利益と損失は相殺できますが、株やFX、給与所得など他の区分の所得との損益通算はできません。
- 損失の繰越不可: その年に出た損失を翌年以降に繰り越すことはできません。
まとめ
税金が発生するのは「利益が確定した瞬間」です。確定申告をスムーズに行うためには、Coincheckなどの取引所からダウンロードできる年間取引報告書やCSV履歴を活用し、正確な損益計算を行うことが重要です。
